照明選びで大切なランプの種類

2020年11月20日 12時51分


照明器具の種類も設置する場所や用途によって選び方を工夫することができますが、同じくよく検討したいのが「ランプの種類」です。
照明器具に使うランプは大きく分けて「白熱灯」、「蛍光灯」、「LED」という3つの種類があります。
ランプは室内や空間に明かりを照らすための光の源であり、光源や太陽、電球などのことを指すことがあります。
照明器具では、人工的に光を照らすための電球やランプを用いるのですが、それぞれのランプの特徴や効果などをもとに適切な照明選びをすることが
大切なポイントです。

 
 白熱灯(はくねつとう)
最も歴史の古いランプといえば「白熱灯」です。
白熱電球や白熱ランプとも呼ばれることがある白熱灯の最大の特徴は「発熱させて光を発する」ことと、明るさに「温かみ」があるということです。
そのため、室内のスポットライトとしてダイニングやキッチン、洗面所などでよく用いられることのあるライトです。
明るさの強弱を調節しやすいライトであることから、住宅以外にも舞台用の照明用ライトとして用いられることがあります。
スイッチを付けたときにはすぐに点灯して部屋を明るくできるメリットがある反面、
ほかのランプに比べてエネルギーを多く使うことで電気代が最も高くなりますし、耐久年数は短いといったデメリットがあります。

 
 蛍光灯(けいこうとう)
白熱灯の次に登場したランプが「蛍光灯」です。
蛍光電球や蛍光ランプとも呼ばれることがある蛍光灯の特徴は、「電球色と昼白色」という二つの光から選ぶことができるということです。
放電灯である蛍光灯は、発熱させて光を発する白熱灯とは異なり、電子と紫外線を蛍光物質に当てることで光を放出させるランプです。
そのため、白熱灯に比べて発熱量が少なく済むことから電気代を大幅に減らすことができますし、寿命も長いという特徴があります。
蛍光灯の光のうち、電球色は赤みがあって落ちついた感じの光を放つランプです。温かみのある光が演出できるため、寝室や和室の部屋などで多用されています。また、昼白色の光は青白さが特徴であり、影ができにくいことは電球色と同じですが、太陽のような爽やかで活動的な光を演出できることから、
集中力を高める効果があるとされています。そのため、子どもの勉強部屋や大人の書斎、居間などに設置されることが多いようです。

 
 LEDランプ
ここでご紹介する中で、最も新しいランプが「LEDランプ」です。
発光ダイオードという半導体を利用したランプであり、ランプの中でも「最も寿命が長く」、「電気料を安く抑えられる」ことで人気があります。
LEDランプの特徴はまさにその耐久性の高さですが、一度設置したLEDランプの寿命は約10年ともいわれるほどです。
そして、ほかのランプに比べて紫外線を放出しないことから、室内の壁や衣類などの色褪せの心配もなく、
従来の蛍光灯に比べて大幅に電力の消費を抑えられる製品が多く販売されています。
明るさに関しては従来の蛍光灯の明るさとそれほど大きな差はなく、赤、青、緑の色を基本にさまざまな色を演出することができるため、
大型ディスプレイや街灯、信号機、イルミネーションなど、屋外でもよく用いられています。
 


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